これはボクの父から聞いたハナシ。


戦後まもない昭和22~23年頃(!)のことです。
若者だった父が当時は国鉄と呼ばれていた中央線に乗っていたときのこと。

電車が三鷹か武蔵境あたりの駅を出て間もなく踏み切りに差し掛かかったときに
踏み切りのそばを流れる幅60~70cmの側溝で釣りをしている人を見たそうです。

父は「変わった人がいるな」「あんなところで釣りをしてよく恥ずかしくないな」、
って強く思ったのでそのときのことを今でもよく覚えていると言っていました。

幅1mもないような水路での釣り。
タナゴ釣りに代表される雑魚釣りのすがたが想像されます。
ただし残念なことに、電車に乗っていたため、その人が何を釣っていたのかまでは判らなかったようです。


その頃の武蔵野といったら、いまのように住宅地としての開発は進んでいなかったでしょうから、
きっと「となりのトトロ」に出てくるような武蔵野の景色が広がっていたはずです。
釣り場となっていた「側溝」も今のものとは違ってもっと自然っぽいものだったのでしょう。

小さな側溝の流れのなかにはいろんな里山の生き物が住んでいて、
コイやフナにドジョウやメダカ、東京近郊では少なくなってしまった在来種のヤリタナゴや
いまでは希少なゼニタナゴなんかもいたかもしれません。

まさに雑魚釣りパラダイスです。


ただしそれは現在の状況を知る雑魚釣り人のボクの感想。
当時それらの環境はあたりまえのようにそこにあったのでしょう。
そして戦後すぐという時代背景。
もし食料調達目的ではなく釣りをしていたとするなら・・・

父は「きっとどうしても釣りがしたくって、そんなところでも釣りをしたんじゃないか」と言います。

もしそうならばこの人は筋金入りの釣り好きです。
そして父に目撃されたこのときは楽しく雑魚釣りに興じていたにちがいありません。



ボクもこうありたいです。
そして、できることならこのときに行って「なにが釣れますか?」って聞いてみたい。

どっかにないかな、こんなパラダイス。


むかしの花小金井駅
写真はネットで拾った昭和36年の花小金井駅。
こんな駅のまわりだったら釣れそう。


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